三豊まちかど相続遺言相談室の
相続手続きに関する相談事例
三豊の方より相続についてのご相談
2023年02月22日
夫が亡くなったのですが、相続について何から手をつければいいかわかりません。行政書士の先生、手続きの流れを教えてください。(三豊)
三豊在住の50代の主婦です。先月夫が急死しました。突然のことだったので頭が真っ白になりましたが、なんとか気を取り直して、三豊にある葬儀場で葬儀を行いました。今は少しずつ夫の遺品を整理しています。
相続の手続きも始めなければいけないと思うのですが、初めてのことなので何から手をつければいいのか見当もつきません。遺産として思いつくのは、夫のお母様から受け継いだ三豊のアパートくらいです。相続についての知識が全くなく困っております。手続きの進め方について行政書士の先生に教えていただきたいです。(三豊)
相続手続きは期限が設けられているものもあり、複雑です。ご心配であればぜひ行政書士にご相談ください。
まずは遺言書が遺されていないかを確認しましょう。遺言書が残されていた場合、原則として民法で定められた法定相続よりも遺言書の内容が優先されます。今回は急死とのことですので遺言書を作成している可能性は低いかもしれませんが、遺言書の有無によって手続き方法が異なりますので、遺品整理の際に必ず遺言書を探してください。
次に遺言書が見つからなかった場合の手続きについてご説明します。相続人を確定させるために、戸籍を調査します。この戸籍の調査では、被相続人の出生から死亡までのすべての戸籍謄本を揃える必要があります。さらに遺産相続の手続きに使用しますので、相続人の現在の戸籍謄本も併せて取得してください。
続いて、被相続人の銀行の通帳や、ご自宅が持ち家であれば、ご自宅および所有している不動産の登記事項証明書、固定資産税の納税通知書などを集め、財産調査を行います。この財産調査によって明らかになった財産を、相続財産目録にまとめます。相続財産目録とは、被相続人のすべての財産を一覧にし、ひと目で全体が把握できるようにしたものです。
以上の準備が整いましたら、“遺産分割協議”を行います。遺産分割協議とは、遺産をどのように分け合うかを相続人全員で話し合って決めることです。この遺産分割協議で決まった内容をもとに、“遺産分割協議書”を作成し、すべての相続人が署名・押印します。この遺産分割協議書は、相続した不動産の名義を被相続人から相続人に変更する際に必要となります。また金融機関でのお手続きでも必要となる場合があります。
このように相続のお手続きにはやらなければならないことが多く、期限が設けられているものもあります。不慣れな方にとっては精神的にも時間的にもご負担になるかと存じますので、専門家に相談されることをおすすめします。
三豊まちかど相続遺言相談室では、三豊の皆様から相続に関するご相談を多数いただいております。相続財産の調査を迅速に進めるためのお手伝いだけでなく、遺産分割協議のサポートをさせていただくことも可能です。初回のご相談は無料で承っておりますので、ぜひ一度三豊まちかど相続遺言相談室の相続専門の行政書士にご相談ください。三豊および三豊周辺にお住まいの皆様にお会いできる日を、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。