三豊まちかど相続遺言相談室の
相続手続きに関する相談事例
三豊の方から相続についてのご質問
2023年04月05日
相続手続きの戸籍収集で戸惑っています。行政書士の先生に助けてもらいたいです。(三豊)
三豊で一緒に暮らしていた夫が亡くなり、相続手続きを進めることになりました。私たち夫婦には子供がおらず、夫の両親および祖父母も亡くなっているため、相続人は私のみです。そもそも夫に兄弟はおりません。
先日、三豊にある銀行へ行った際に自分と夫の関係がわかる戸籍を提出しましたが、銀行に不十分だと言われ出直すことになりました。しかし仕事も忙しくなかなか必要な戸籍を集めることができません。すべて集めるにはどのくらいの時間を必要とするのでしょうか。相続手続きが進められずに悩んでいるので、ぜひ一度相談に伺いたいです。(三豊)
今回のご相談の場合、一般的な相続手続きよりも集めるべき戸籍の数が多くなる可能性があります。
まず、相続手続きにおいて必要となる一般的な戸籍を確認しましょう。
基本的に提出が求められる戸籍は下記の通りです。
・亡くなった人の出生から死亡までの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本
・相続人全員の現在の戸籍謄本
そもそも戸籍謄本は、法務局や金融機関といった手続き先の人に、相続人が誰であるのかを証明するために必要なものです。被相続人の出生から死亡までの戸籍を読み解くと、ご主人が誰の子どもであって、兄弟がいるのか、配偶者は誰であるのか、子供はいたのか、いつ亡くなったかなどの個人情報がわかります。
相続人が配偶者+第一順位(子供)であれば、上記の戸籍を集めれば相続人を証明できますが、今回のご相談のように相続人が配偶者だけの場合、他に相続人がいないことを証明しなければなりません。そのため、以下の戸籍も用意が必要です。
・亡くなった人の父母の出生から死亡までの連続した戸籍
・亡くなった人の祖父母の死亡の記載がある戸籍(申請先によって基準が異なる可能性あり)
上記により第二順位の父母、祖父母が存在しないことおよび、兄弟がいないことがわかります。相続順位では兄弟姉妹(代襲は甥姪まで)までが相続人となる可能性があるため、そこまでの証明が必要です。
これらすべての戸籍を集めるには、三豊以外にも複数の役所に問い合わせが必要であり、順調に進めても2ヶ月から4ヶ月程度の時間がかかる可能性も考えられます。
お仕事がお忙しいようでしたら、ぜひ専門家に依頼することもご検討ください。
三豊まちかど相続遺言相談室では、三豊の皆さまにむけ、専門家による無料相談を実施しております。三豊周辺および三豊にお住いの皆さま、相続が開始したらまずはお気軽にご相談ください。